コンタクトレンズを付けている人はアカントアメーバに要注意!

アカントアメーバ角膜炎という言葉を聞いたことがありますか?実はこの病気、コンタクトレンズを装着している人に多い見られる病気で、最悪のケースでは失明してしまうという非常に厄介な病気です。

この原虫に角膜が感染して発症する角膜感染症ですが、元々このアメーバは池や川、水道水などに広く生息している生命体ですが、基本的には無害とされて言います。しかし、レンズの取り扱いをきちんとしていない場合、このアメーバに汚染されしまうことがあります。例えば、使い捨てのものを数日間使用したり、専用の洗浄液を使用せずに水道水でレンズを洗っていたりすると感染しやすくなります。こうして汚染されたレンズを通して角膜が感染して発症してしまいます。発症後すぐに自覚症状が現れることはなく、目にごろごろした異物感を感じる程度です。この状態で放置してしまうことで、強い目の痛みや充血、視力低下が現れ、ようやく病院を受診するという人がほとんどです。しかし、この点ではすでに病気が進んでしまった状態の人が多くいるのが現状です。

失明してしまうという最悪な事態にならないよう、いつもと違う違和感を感じたときは早めに病院を受診することをお勧めします。